コード学入門 トニックドミナントとかダイアトニックコードとか諸々
さてさて、本日はコードに関して色々とお話していこうかと思います。
大筋はYou Tubeの方でお話するので細かい話は省いて、こちらではテキストで解説できる部分に関して可能な限り説明していこうかと思います。
まず、コードってなんぞや?って話ですが、基本的には2つ以上の異なる和音の事をコードと呼び、その中で特に3和音の事をトライアド、4和音の事をセブンスコードと言います。
論理概念的に考えるとコードが四角形だとするとトライアドは平行四辺形、セブンスコードは長方形みたいな感じです。(意味不だったらごめんくさい)
例えば、CとかGとかFM7とかBm7やらA7とか色々とあるじゃないですか。
中にはF#m7とかBb7みたいなシャープとかフラットが付いているものもありますよね。
んで、色んなコードがあるから、ものすごく複雑で最初に覚えろって言われている事が多すぎて、もうわけわかんないよーってなってしまうのが、コードを初めて学ぼうとして陥る一つのパターンではないかなぁと思います。
なんですが、実はこの色々あるコードって、1つの曲で大体3つのグループというか、大きく分けて3つに分類出来てしまうんですよ。
例えば、D A/C# Bm Bm7/A GM7 D/F# Em7 A7みたいな一見複雑そうだけどよく見るようなコードがあったとするじゃないですか。
これって実は甲乙丙の3つで言い表せるんですよ、例えばこんな感じ。
甲 乙 甲 甲 丙 甲 丙 乙
分かりにくいですかね。じゃあ、↑のコードで考えると
D A D D G D G A
ってな感じです。そう、基本大体の曲は3つのコードに置き換えられちゃうんです。
これだったら、3つコードを覚えればいいので、わざわざ最初に出てきた8個それぞれのコードを覚えなくてもいいから楽じゃないですか。
そんでもって、もう一つね。
A E/G# F#m F#m7/E DM7 A/C# Bm7 E7
とか
C G/B Am Am7/G FM7 C/E Dm7 G7
とか
G D/F# Em Em7/D CM7 G/B Am7 D7
もそれぞれ、AとDとE、CとFとG、GとCとDで表せるんですね。
でも、これだと、ACDEFGと沢山コード覚えなきゃいけないじゃないですか。
それって大変だと思うんですよ。
それにね、A D E AとC F G CとG C D Gとがそれぞれ同じコード進行なんだって分かってないと行けないんですけど、そういうのって一々覚えてらんないじゃないですか。
なので、ここで出てくるのがコードには実はそれぞれ3つ機能があって、それを使うとさっきのA D E AもC F G CもG C D Gも同じ表記で書き表せちゃうんですね。
つまり、上記3つが同じコード進行だってのが直ぐに判別出来るようになるんです。
そして、その3つの機能というのがトニック(T)ドミナント(D)サブドミナント(SD)って言います。
3つの機能をぞれぞれ説明していくと、トニック(T)は主に安定、主音、最初などの機能を持っています。
音楽は基本的には安定と緊張を繰り返して緊張状態から安定へと移り変わることで、おおお!って感じを聴覚的に味わいます。
一番わかりやすい例はピアノでお辞儀をする時にちゃ~ん、ちゃーん、ちゃ~んってなるじゃないですか。
アレの、2番めのちゃーんから3番めのちゃ~んの所が緊張から安定になる感じです。
次に、いま出てきた緊張の役割を持っているのがドミナント(D)です。
緊張(ドミナント)というをもっと分かりやすく例えると、ジェットコースターで高くなったりくるくる回ったりするのが緊張、落ちてきて慣性で進んでいる時が安定のトニックです。
そして、ジェットコースターで慣性から高いところへと登る部分が緊張でも安定でもない、どっちでもない状態、サブドミナント(SD)になります。
ジェットコースターで想像すると、高く登る時って、そっから一気に下に落ちる時もありますが、落ちないで、調整的な感じで登ってから暫く慣性で進む場合もありますよね。
そんな感じでサブドミナントはドミナントにもトニックにも両方行く可能性があります。
さて、そのジェットコースターを例に上げるとこんな感じです。
そして、コード進行で見てみるとこうなります。
トニック(T)ドミナント(D)トニック(T)の場合
トニック(T)サブドミナント(SD)ドミナント(D)トニック(T)の場合
カノンコードの場合
っとまあ、こんな感じになります。
こんな風に、コード進行というのは基本的に、3つのコードに置き換えることが出来、そのコードの役割からキーを変更するだけで、様々なコード進行が見えてきます。
また、コード自体は違いますが、実は音の高さが違うだけで、コード進行としては同じものというのがあることが分かります。
これが、よく見るコード進行と歌詞が載っているサイトで、キーを変更するとコードが変わる仕組みです。
次回は、この機能を元にダイアトニックコードについてお話していこうかと思います!!
DAW買ったはいいけど最初は何したら良いの?挫折ポイントと続けるコツについて
こんにちは!DTMチャンネルGenGenです。
今日は動画の方でDAW買ったら一番最初に何をすれば良いのか?ということを解説してみました。
詳しい内容は動画に譲るとして、こちらでは動画内で話しきれなかった部分などを補足しつつ、DTMの挫折ポイントとそれを回避する方法について話していこうかと思います。
まず、DTMあるあるで動画でも言っているのが、DAWってすごく細かいんですよね
高機能故に、逆に使う側のデザインとしてはあまりよろしくはない、そう、つまりは直感的に操作して出来る事が少ないんですね。
また、一番最初にやりたい事って音を鳴らすことだと思うんですけど、そこに至るプロセルが色々とあったり、そもそものDAWの中で音源を出すやり方が分からなかったり、あるいはキーボードで弾く為の設定をしないと出来ない場合もあったりなど、初期障壁が中々ある分野ではあるよなぁと思うのです。
挫折ポイントとしては主に3つ
1つ目はGUI(グラフィックユーザーインターフェース、要は操作する画面)が細かい所。
2つ目に直感的に操作しにくい。
3つ目が立ち上がるのに普通のソフトより起動が遅いので気軽に再起動しにくい。
という3つが上げられるのかなぁと思います。
1つ目に関しては、自転車と同じく、もうこれは慣れるしか無いのですが、その中でもこの細かさに慣れる事を克服する手立てを書いていこうと思います。
次に2つ目の直感的に操作しにくい点ですが、これは、1つ目と関連していますが、高機能が故にデザイン的な簡素さからどうしてもかけ離れたデザインになってしまっているんですね。
なので、これも1つ目の克服方法と同じやり方でどうにかしていこうと思います。
最後に3つ目ですが、これに関しては動画の中でも語ったんですけど、簡単に言うとDAWってめっちゃ仰々しいんですよね。
バーン!ってあって、それでいてなんか威圧的で。
良く分からないけど、触ってズラしてしまったら二度と元に戻せないんじゃないか的な不安感がどうしても拭えない感じ。
実際に知っている人からしたら、基本的にはDAW上の設定以外の操作であれば、再起動してしまえばいくらでも元に戻すことが出来るんですが、そもそもの起動が遅かったり重かったりするから、余計に再起動への心理的負荷が大きかったりするんです。
なんですが、これに関してもDAWってそういうものだって認識になって、起動する時重いけど、別に壊れたりする訳じゃないって安心出来れば、解決出来ると思うんですね。
なので、今挙げた3つ全ての要素に関して、これから克服方法を書いていこうと思います。
DAWを買って始めの1週間とかって多分、ワクワクが止まらなかったり、一体どんな事が出来るのかなぁとか、どんな音が出るのかなぁとか、そういう期待値がすごい高い状態だと思います。
その期待値が高い状態でまずして欲しいのは、操作出来る出来ないに関わらず、毎日DAWを起動して眺める事です。
これは、既に一回挫折してしまった人でも、もう一度やろうって思った方なら、期待値が高い状態で無くてもOKです!
動画では無意識に関して若干詳しく話しているので、重複してしまうので説明は動画に譲りますが、とにかく、DAWの画面を毎日見て、その画面の細かさに慣れるのが目的です。
そして、出来たらでいいので次にやって欲しいことが、何かしら音源を立ち上げる事です。
この時、立ち上げる音源は出来たら自分が好きな音源ではなく、ランダムに、気ままに、そして、毎日続けている場合は、昨日とは違う音源をなるべく選ぶようにして欲しいのです。
普通、絵の具セットを買ってもらったら(或いは自分で買ったら)どんな絵具の色があるのかなって確認するじゃないですか。
んで、自分の使いたい色とか、そうではないけどある色を把握することで、描きたい絵のイメージって付きやすいと思うんです。
これと一緒で、自身の持っているDAWにどんな音色があるのかを予め、ある程度知っておくことが、後々に曲を作っていく時の発想の手助けに成ってくれるんです。
とは言っても、DAWに梱包されている音色の数は絵の具セットの数に比べて膨大な数になっていますので、一つ一つを丁寧に全部聞く必要はありません。
ざっくりと適当に飛ばし飛ばし選んで、何となく、こんな音とこんな音と、これっぽい音と、こんな雰囲気の音があるんだぁなって分かる程度でいいんです。
そんな風に、DAWに入っている音色を色々と触っていく事も、後々の曲作りを自分が行う際の手助けになってくれるんです。
次に、音色を選んだら、キーボードで弾いて録音するか、ピアノロールにポチポチとして、再生ボタンを押したら何かしらフレーズが鳴るようにして下さい。
この時、フレーズが何も浮かばないって人はドドドドとかドレミファソみたいな、曲として全然成立してないものでOKです。
要は、音を選んで、音を並べて、音が再生出来る、という状態を作って欲しい訳です。
DAWを立ち上げ、音色を選び、音色を並べたら、最後にやって欲しいのがDAWからの書き出しです。
一般的にバウンスとかミックスダウンとか言われるアレです。
え?曲も何も出来てないのに、そんなコトしていいの???って思われるかもですが、そう、全然良いんです!
むしろ、今のうちから書き出しに慣れておく必要があるんです。
先にDAWの起動に時間がかかるから再起動する精神的負荷が高いからDAWを立ち上げ直すハードルが高い話をしました。
DAWを立ち上げ直すハードルが高いので、単に立ち上げ直せば直るかも知れない状態でも立ち上げ直そうとはしないで直そうと必死になって疲れてしまう場合があります。
これと同じように、曲を書き出す事に慣れてないと、曲を書き出したら最後、もう後戻りができないって思ってしまう心理が働いて、曲を作っていく中で、積極的に実験的な事が出来なくなる可能性が高くなります。
また、実験的な操作以外にも、間違ったらダメ思考が働いてしまうと、間違わないようにする=何もしない、ってなってしまって、結果DAWを触らなくなるという自体に陥ってしまいます。
なので、気楽にちょっとしたフレーズでも書き出す癖みたいな物を付けておくと、そんなに気負わずにパパっとやってみて、書き出して、ふとした時に改めて書き出された音を聞いたら、意外とあれ、これいいかも!ってなる可能性も拾えるんですよね。
なので、日頃からちょっと作って書き出すみたいな事をしていると、心理的負担を下げたり、チャレンジ思考を妨げなかったり、色々な面において長期的に見てメリットが出てくると思います。
っとまあ、そんな感じで、今日のお話をまとめると。
挫折ポイントとしては主に3つ
1つ目はGUI(グラフィックユーザーインターフェース、要は操作する画面)が細かい所。
2つ目に直感的に操作しにくい。
3つ目が立ち上がるのに普通のソフトより起動が遅いので気軽に再起動しにくい。
克服方法としては以下の4つを行うこと
1つ、毎日DAWを立ち上げて、とにかく眺める
2つ、毎日何かしら違う音源を選んで音を聞く
3つ、選んだ音を並べる(もしくは弾いて記録する)
4つ、作ったフレーズを書き出す
以上の4つを最低でも2週間程度行うと、曲を作ったり、DTMをやったりする際の心理的障壁などが取り払われ、次のステップ、実際に曲を作るという段に行っても続けられ易くなるはずです!
ぜひぜひ、これを読んでDAWを持っている方は、やってみて下さい☆
そして、やってみた結果などを、良かったらコメントなどに書かれてみて下さい!!
今日のところはそんな感じです。
最後までご愛読いただきまして、ありがとうございました!
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ツイッター:@genchanelGenGen
インスタ:genchannel_gengen
DTM難民を救いたい
今日から、正確には今週から毎週火曜日の18時からYou Tubeの動画を定期的に更新しようと思い、それに伴ってブログも一緒に更新していこうと思い久々に書きます!
今回の動画はDTMを難しくしている要因を突き止めて、なるべくDTMに関して分からない言葉を無くして、分かるようになろうという趣旨で作ってみました。
まだまだ、とっちらかった内容でちゃんと綺麗に喋れてないのですが、とりあえず
①どんな物を使うのか?
②分かりにくい用語について
③最終的に何があればDTM出来る?
というような事を長尺1時間を超えてしまったのですが、喋り通しています。
元々はDTMを通して楽器や作曲に触れ、気楽に始めて気長に続けられるものに音楽をしたいと考え、情報発信してみようと思っていたんですね。
その最初の意向を伝える動画を作るつもりでプロットみたいな紙芝居を作っていたのですが、そもそものDTMって言葉自体がいまいち良く分からなくてイメージしづらいかもと思ったんです。
そこで、まず最初にDTMについて簡単に説明しつつ、そこで出てきた用語や使うもの、分かりにくい細かいものに関しては、別動画で詳しく紹介する体で、ざっくりとDTMの事が分かるような、そんな動画をまずは作ってみようと思って撮りました。
まあ、気持ちと想いで喋ってしまっているので、余計なことも多々話しつつ、言葉も中々整理されていないので、聞きづらい部分もあるかとは思いますが、どうにか本人なりに伝わって欲しいと思いまして、喋ってみました。
今回喋ってみて改めて思ったのは、やはり、こういうのはどんどん、撮って撮って撮りまくって、とにかく話をまとめては話し、話したのを撮っては見返しを繰り返すしかないなぁと思いました。
とにかくトライアンドエラーを繰り返しながら少しずつ見ている人に刺さるような、聞きやすい、見やすい動画を心がけていこうと思います。
ともあれ、今日はまずは発進ということで、この辺りで失礼しまして、来週以降もまたブログとYou Tube並行して更新していこうと思いますので、ぜひぜひ、You Tubeのチャンネル登録と共に、こちらのはてぶもブクマお願い致します!!
ではでは、最後までご愛読下さいましてありがとうございます!
DTMチャンネルGENGENでした☆
今週から毎週火曜の18時からYou Tubeの更新をしていきます!!!
— GenGen ゲンゲン (@genchanelGenGen) 2022年4月19日
本日18時より☆https://t.co/Wcog9Rspbj
SSL2とSSL2+ユーザーに朗報!SSL Nativeに2つのプラグイン(FlexVerbとX-Comp)が追加!!その導入方法について
SSL Nativeに無料プラグインが追加!
Solid State Logic製オーディオインターフェース、SSL2とSSL2+に付随しているプラグイン(SSL Native)に無料で2つ(FlexVerbとX-Comp)が追加された事が発表されました!(2020年11月上旬時点)
欲しいユーザーは2020年11月1日~同年12月31日までにライセンスをチェックしてねってあるので、早速入れてみました。
今回は、その導入方法について軽くまとめて行きたいと思います。
- 目次
- 序文:FlexVerbとX-Comliについて
- SSLアカウントでのライセンス取得
- FlexVerbとX-Comliのダウンロード
- インストールと導入手順
- iLokの設定
- さいごに
1序文:FlexVerbとX-Compについて
さて、Solid State LogicからオーディオインターフェースSSL2とSSL2+に付随したSSL NativeのPRODUCTION PACK EXPANSIONに「FlexVerb」と「X-Comp」が追加されました!
ざっくり言うと高級で超すげーリバーブとコンプが無料に付いたよ!って感じですね。
どちらのリバーブとコンプもそれぞれの帯域毎に細かく設定することが出来るような感じで、単にエフェクトとして使うだけでなく、音の解析にも使えそうな感じのプラグインです。
それでは早速導入の手順を説明していきたいと思います。
2SSLアカウントでのライセンス取得
まずは、SSLのアカウントにログインします。
SSLジャパンのホームページもありますが、アカウントのログインは英語版の方から入ります。
(忘れた方へ 「For SSL2/SSL2+」の方から入って下さい)
アドレスとパスワードを入力してアカウントの中に入ります。
次に、自分の登録したSSL2の画像の近くの「Get Your Addional Software」要は追加出来るソフトをゲットしようぜ!って所をクリックして下さい。
そしたら、新しいSSL Nativeのライセンスをまずは有効にします。
(どうやら、初期でライセンスされている2つのライセンスと今回追加分を含めた4つのライセンスは分けてあるみだいですね。)
iLocのユーザー名(もしくはメールアドレスかな?)とパスワードを入力します。
(忘れちゃった人、どうにか思い出して!!それでも駄目な方はこちら>リンク(https://www.ilok.com/#!recover)からリセットしてみて下さい。)
無事、iLokのアカウントと紐付けると、自動的に新しいSSL Nativeの無料4つ分のライセンスがiLokに付与されます。
お次はプラグイン(FlexVerbとX-Comp)をダウンロードしましょう!
(もし、最初の導入の時に、期間限定で使えるよってのを全部インストールしている場合は、ここをすっ飛ばして、>サイト内リンク「5iLokの設定」まで飛んで下さい。)
画面②の青字「SSL Native plug-ins installer」をクリックします。
h22FlexVerbとX-Compのダウンロード
SSL Native Plug-insの画面に飛んだら、取りあえずは下にスクロールします。
「X-Saturator」が紹介されてますが、もう少し下に行きます。
「SSL Native Compete」のMacがPC(Windows)を選んでダウンロードして下さい。
(いつも、英語サイトでこのMac or PCって書き方見ると、MacってPC(パソコン)じゃ無ぇのかよってツッコみたくなる衝動は抑えて次へ行きます。)
3インストールと導入手順
無事にダウンロードが終わったら、「SSL Native Setupなんたら」をクリックしてインストーラーを立ち上げ、ドンドコ進んでいきます。
完全同意!!
ここで、全部選んでそのまま行ってしまってもいいんですが、必要ないのは省いて、必要な分だけ選びたいので、一旦一番上の階層のチェックをクリックして全部選択を外します。
全部選択が外れたら、次にそれぞれを選びます。
画面ではDrumstripとVocalstrip2も選んでいますが、既に入っているからいらないよーって方はチェックを外してFlexVerbとX-Compだけ選んでもいいです。
(僕はDrumstripとVocalstrip2を入れた時期が初期だったので、もしかして更新入ってないかなと思い、最新版にしよーっと思って、前の2つも含めて4つを選びました。)
レリゴーしてインストールします。
(念の為、インストール先は確認しておいて下さい。もしくは、控えておいて、後でDAW側から読み込ませる時に必要に応じてファイルパスを指定します。)
インストールが終わったら、次はお待ちかね、iLokのライセンス設定です!
(え?Cubase立ち上げるんじゃないの?って?DAWじゃないの?って?そうなんですよー、最近のプラグインはライセンス関係が一々面倒になっていますので、その辺りをちゃんを設定して行きます。)
4iLokの設定
はい、画面にやること書きました。
ログインして、新しいライセンスを自分のPCにドラッグします。
自分のPCが見つからないよーって方や、前にライセンス付与してたPCがdisconectPCになっているよーって方は、もしかして、OS入れ替えたり、HDDを入れ替えたりSSDに変えたり、後はLANケーブル指し直したりしませんでした?
PC端末の内部情報が書き換わると、違うパソコンだよーって言われちゃうんですよ。
そういう時は大抵それぞれのプラグインのメーカー毎にdisconectしちゃった端末に付与したアカウントを削除して、新しい端末(いや、単にLAN線指し直しただけだよって人は新しく無いんですけど、、、)へアカウントを付与する方法があるので、それぞれのサイトのアカウントに入ってみて下さい。
因みに、LANを差し替えただけだよって人で、Wavesのライセンス持っている人は、WavesCentralでdisconectしているPCのよく分からない英数文字が実はPCのMACアドレス(物理アドレス)になっておりますので、Win側の設定でMACアドレスを手動でそのアドレスに変更してやれば、disconetcだった端末にアクセス出来ます。
え?何いってんの?よく分からないんだけど?って方は、この設定を不用意にいじるとネットワークにつながらなくなるので、あー、なんか、そーゆー裏技あるのね的な感じで聞き流しておいて下さい。
(MACアドレスの変更はくれぐれも自己責任の範疇でお願いします!ネットワークに繋がらなくなると、最悪Google先生にも聞けなくなり、PCが不治の引きこもり病になってしまう恐れがあります!!)
5さいごに
以上、ライセンス取得、ダウンロード、インストール、ライセンス付与まで出来ましたら、ようやくDAWで新しいFlexVerbとX-Compが使えるようになります。
因みに、FLstudioで立ち上げてみた感じがこの画面です。
それぞれのつまみが何をどう設定変えるのか?ってのもありますが、まずは、プリセットで色々試してみて、音がどんな風に変わったか?その時のつまみはどんな風になっているのか?というのをいくつかのプリセット間及びデフォルトの状態と見比べて、確認してみると、徐々に使い方も分かってくると思います。
詳しい使い方は省きますが、コンプはアタック、リリース、レシオ、スレッショルドの他にちょい細かい設定とハイとローでの帯域の設定が可能みたいですね。
リバーブはめっちゃ細かいですね。
リバーブと簡単なコンプとEQが合体している感じですね。
基本的にはリバーブの性質は左側のフェーダーで決めて、右側のEQとコンプでそれを調整してやるような感じだと思います。
以上、SSL2とSSL2+に追加されたSSL NativeのFlexVerbとX-Compの導入手順について説明いたしました!
これにより、より楽曲のクオリティアップが図れたらいいなぁと思います!!
あなたのDTMライフがより良いものになりますように!!!
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DTMって何?DTMに興味ある人必見、初心者向けDTM講座 第1回「DTMとは何か?」
DTMって何なのか?DTMを使って何が出来るのか?について初心者の方にも分かりやすいようにお答えします!!
本記事の内容
- DTMって何?DTMを使って何が出来るのか?
- 初心者がどのくらいの年月で出来るようになるのか?
- パソコンが詳しくなくても平気なのか?
- 楽器が出来ない・楽譜が読めないでも出来る?
- やってみたいけどちょっち、怖い→バカにされる、出来なかったらどうしよう?
DTM歴約20年の僕が、楽器や音楽の未経験な生徒さん達を約半年くらいで作曲が出来るようになったりDTMを使えるようになってきた経験からお答えします!
っとその前に、DTMとか音楽理論とか楽器系のサイトって専門用語が多くてなんだか初心者厳禁とまでは行きませんが、なんかちょっと良く分かんなくてついて行けなーい的な雰囲気ないですか?
ちょっとその辺の事についてお話させて下さい。(興味ない方は本文へレッツラゴー)
僕自身、楽器を始めた頃に楽器屋さんですごくめちゃちゃ嫌な経験をしたことがありました。
詳しくは書きませんが、ニコニコしていた店員さんが、楽器について訪ねて初心者だってのと、恐らくはこいつ買わねーだろって冷やかしだと判断されたのでしょうが、その瞬間めちゃ手のひら返しで、すごく冷たくあしらわれた事がありました。
また、楽器を少し始めた時に、自分よりも知っている人に楽器の事を訪ねたのですが、なんか、それくらい自分で調べて勉強して欲しいなぁみたいな感じで教えてはくれたのですが、なんかちょっと、えー、そんな感じにわざわざ言わなくてもなぁって思った事がありました。
また、当時の書籍では、どこか書いている方が初心者に対して、ここはこれが出来て当たり前よみたいな、ちょっと高圧的じゃないですが、そんな雰囲気の文章も無くなはなかった感じがありました。
そんな経緯から、ある程度自分が出来るようになって、知り合いや周りの人に教えるようになった時に、まあ、なんて言いうか、めっちゃ最初は自分がされて嫌だった事をそのままその人にしてしまっていたんですね。
それで、後になって、ああ、これは良くないぞと思い返しまして、自分がされて嫌だったことはそれを人にはしないで、自分で止めて、自分の周りには嫌じゃないようなやり方をしないとなぁと思った訳です。
そんな訳で、以降はある程度、あー、なんかそれちょっと違うんだよなぁ、とか、これはここまで出来るようにならないと理解するのは難しいんだよなぁ、みたいな事があっても、決して高圧的だったり、相手が不愉快にならないように心がけてきました。
最近は書籍だけでなく、インターネットが非常に盛んになりました影響からYou Tubeやサイト、ブログなどで音楽や楽器に関する記事が多く見受けられるようになりました。
そこでも、意外と以前あったような、専門用語が多かったり、初心者目線で見るとえらく不親切な書き方だなぁと思うようなサイトや動画も少なくはないかなと思います。
なので、このブログでは、なるべく専門用語は分かりやすく、初心者の方でも見やすいように、分かりやすいように、噛み砕いて説明していきたいと思いますので、かなりぶっちゃらけた、砕けた表現で文章を書いておりますので、よろしかったらその辺りもお楽しみつつ記事を読んでいただけたらと思います。
ではでは、前置きが長くなってしまいましたが、早速、DTMについてお話していきたいと思います。
これを読んで、素晴らしい、楽しい、DTMライフがあなたの心を明るく照らしてくれることを心から願います!!
■1.DTMとは何かについて解説します
その1:DTMという言葉の定義は?
さてさて、のっけからなのですが、言葉の定義なので、ぶっちゃけ専門用語は使わざるを得ないのでここは少しだけご勘弁下さい。
まず、言葉の起源としてはDTMはデスクトップミュージックの略で頭文字を取ってDTMって呼ばれています。
(詳しい何の言葉の頭文字かは他のサイトを見られるかご想像にお任せします、だってそこ、別に重要じゃないもん!)
まあ、簡単に言うと机の上で音楽作るよって事がDTMの意味なんですね。
それ聞くと、いや、机の上で音楽作るの当たり前じゃね?って今の世代の人からするともう既に当たり前なくらいパソコンで音楽を作ることってやっている人はそこまで多くなくても、イメージ的には浸透していると思うんですよ。
でも、実は一昔前までは音楽を作るって言うと、ほとんどが専用の音楽スタジオって所で作られてたんですね。
(今でも勿論、音楽スタジオから沢山の音楽は生まれています!)
音楽スタジオのイメージ的には灰色のでっかいよく分からないボタンがいっぱい付いてる奴とか、マイクの前に黒い金魚すくいのでっかいのとか、黒に赤いラインの入ったヘッドホン(ソニーの例のアレ)とかそういう感じです。
で、そもそも一昔前はスタジオ以外で録音する事が出来なかったので、音楽スタジオで音楽を作ることが主流だったのですが、電子機器の技術が発達して行き、録音する機械が小型化して、音楽スタジオ以外でも録音して音楽を作ることが出来るようになったという背景があるんですね。
そして、当時は電子音楽やシンセサイザー(色んな音が出せるキーボード)などの技術も黎明期~黄金期になる所で、ちょうどドラマーが叩いたビートではなく、シーケンサーとかリズムマシンとなどの電子機器によるビート(いわゆるピコピコ的な奴)が出てきたこともあり、個人でもある程度の機材があれば卓上で音楽を作れるよねって風潮が流行りだしたんです。
その時に生まれた言葉がDTMという言葉だったんです。
つまり、当時、音楽専用スタジオで作る音楽に対して、個人が机の上で音楽作れちゃうよ、最高じゃなーい?って事でデスクトップミュージック、ウェーイ!よっしゃ名前つけちゃおう!!イッツ、DTM!!!みたいな感じになった訳です。
(かなり乱暴に書いてますのでご了承下さい。)
今でこそ、DTMというとパソコンで音楽の全部を作る事になっていますが、当時はまだパソコンのメモリがMB(メガバイト)でめっちゃゴイスーなレベル(今は軽く1000倍のGBになってます)だったので、リアルタイムの高速で処理を行うなんてとても出来ない感じでした。
(音を作ったり、鳴らしたり、操作するのって、実はすごい複雑な処理をめっちゃ早くやる必要があるので、当時はそれを行えるだけのスペックには足りませんでした。)
まあ、良くてシーケンサーと呼ばれる、ループ音を鳴らす装置の代わりとか、パソコンで鳴らせる音も今みたいなリアルな楽器の音ではなく、ピコピコ的な音がメインでした。
なので、当時のDTMというと、パソコンが主流ではなくて、電子機器と小型の録音装置(MTRとか呼ばれてた機械)を使って、音楽を作る事を言ってました。
また、DTMは和製英語で海外ではコンピューターミュージック(ComputerMusic)と言います。
この時のコンピューターもパソコンを指すわけではなく、当時では電子機器に対してComputerと言う言葉を使っていた感じですね。
なので、ComputerMusicを訳すと当時だと電子音楽という感じだったと思いますが、今ではもう本当にパソコンでの音楽ってなるんだろうなぁという感じですね。
其の辺の細かいニュアンスは今度、海外の友達にでも聞いてみてようと思っています。
その2:DTMを使ったら何が出来るようになるの?
さて、歴史を語ってしまったので大分長くなりましたが、DTMを使って今は実際に何が出来るの?って所を今度は紹介していきますね。
DTMで出来る5つのこと
- 作曲・編曲
- データを読み込んだり作り変えたりする
- 楽譜を作る
- 録音、音を作り変える
- リアルタイムでの演奏
作曲・編曲
DTMといえば、まずはこれでしょう。
ボカロPとか作曲家さん達がパソコンを使ってなんかカッコいい感じに作っているアレです。
実際には全部の作業をパソコンでやっている人も居ますが、メロディを作曲するのはピアノやギターで弾き語りながら作って、出来た曲のオケをパソコンで作るという方も結構居ます。
DTMで作曲というと、ソフトで作曲的な処理をしてくれるようなイメージがあるかもですが、実はメロディを作ったり、アレンジを重ねたりというのは人力で人の手によって一つ一つ行われているのが実情です。
ただ、作曲や編曲を補佐する機能とか、何かしらを創り出しやすいヒントみたいな物は沢山あるので、楽器が未経験の人であれば、DTMを使って作曲・編曲をするというやり方は非常にやりやすいと思います。
実際の作曲・編曲の手順とか、やる方については語りだしたら1ページでは収まりがつかないので、別の記事にて紹介したいと思います。
データを読み込んだり作り変えたりする
DTMでは誰かが作ったMIDI(音符や楽器)データやWAVE(波形)データといったモノを読み込んで、それを更に自分で何かしらの手を加えるという楽しみ方もあります。
例えば、MIDIデータというのは、幾つかの楽器それぞれに対して音符と速さの情報があり、ちょうどオーケストラの楽譜でどの楽器はどんな感じに音を鳴らすよって書いてあるような事の電子版の情報が書かれています。
大方MIDIデータをパソコンで開くと、パソコンに内蔵されているシンセサイザー(色んな音がなるソフト)機能を使って、MIDIデータに指定された楽器を指定された音符、指定された速さで鳴らしてくれます。
なので、普通にMIDIデータのファイルを開くと特に何もしないで普通に音楽が流れます。
ですが、これをDAWという音楽のフォトショップみたいなソフトで開くと、MIDIに書き込まれたデータで開くことが出来ます。
中を見ると、ピアノロールと呼ばれる楽譜のような働きをする棒データがいくつも出てきて、これらの棒データをうにょうにょ動かすと、メロディやハーモニーが変化し、棒データに指定されている楽器の音を変えると、音色を変えることが出来ます。
棒データ自体は変えないで、楽器の音色だけ変えてみたり、棒データを色々と変えて自分だけの編曲をしてみたり、あるいは、既存の曲を利用して、自分のオリジナルな曲を作ったりすることも出来ます。
基本、棒データ(ピアノロール)をうにょうにょ動かしていい感じな音にするには音楽理論とかコードの知識があると物凄く便利は便利ですが、仮に知識ゼロでも、棒を動かして聴いてみて、動かして聴いてみてを繰り返すことでいい感じに近づけていくやり方でも作曲や編曲は出来るので、知識がゼロでも全然作れちゃいます。
実際、世界的に有名なプロデューサーとかトラックメイカーと呼ばれる人でも、音楽理論やコードの知識がほとんど無くても、トライアンドエラーを繰り返す事で自分の耳とセンスを磨き、大活躍している人たちも居ますので、何度も繰り返しちゃいますが、知識ゼロでも全然OKです。
楽譜を作る
楽器経験者で特にクラシック寄りな人にしか縁はない話かもですが、一応DTMでも楽譜を作ることが出来ます。
楽譜は全世界共通ツールなので、DTMで色々と出来るようになってから、自分で作った曲のデータを楽譜化出来ると、更にDTMで繋がれる音楽の世界は広がるかも知れません。
特に、楽譜に強い人はPCに弱いケースが多いので、データから楽譜が作れたり、楽譜を修正したりいじれたりする人は、楽譜を使う人からするととても重宝されると思います。
逆に、既に楽譜に強くて、初見弾きとかもスラスラできちゃうような人からすると、DTMで作られた楽譜にはちょっと違和感が強くて、DTMで楽譜を作るのにちょっと抵抗感があるかも知れません。
このMIDIデータと楽譜との乖離については、また長くなりますので、別の記事にて話すとします。
録音、音を作り変える
DTMでは楽器や自然音など様々な音を録音したり、演奏するデータを記録して再現することが出来ます。
PCのスペックが上がった事により、リアルタイムで音を処理すことが出来るようになりました。
これにより、後述しますが、オーディオインターフェースという機器を使って、マイクや楽器とパソコンを繋げ、録音することが出来ます。
よくあるのは、マイクを使って歌や生楽器を録音したり、シールドで繋げてギターを録音したりですね。
他にも録音した音を後から変化させて、よりカッコいい音にしたり、音にお化粧をして整えてあげたりすることが出来ます。
まあ、インスタでいうとこの盛るって奴ですね。
インスタと違うのは基本、盛る作業って手動の手作業なんですが、今では、有料ソフトで、それを使うと自動的に、いい感じに盛ってくれるソフトなんかもあったりします。
リアルタイムでの演奏
DTMでは作ったデータを鳴らすことが出来ます。
まあ、当たり前といえば当たり前ですが、単にリスニングとして聴くだけじゃなくて、データを操作することで、演奏のようにリアルタイムで操作出来たり、DTMで作ったオケと一緒に何かの楽器を演奏するとか、楽器演奏の音を自動でオケに合わせて変化させたりなどDTMを演奏に使うことも出来ます。
昔はPCで音を鳴らしながらライブを演る人って殆ど居ませんでしたが、今では有名所ではサカナクションとか神聖こまったちゃんとかライブにDTMを導入しているアーティストも珍しく無くなりましたね。
手前味噌になりますが、まだDTMが初期だった頃、僕もDTMでオケを作ってそれに合わせてギターと歌でライブやったことがあるのですが、曲の読み込みを失敗したり、そもそも音が鳴らなくなってしまったとか、当時は色々とPCのスペックなどの問題から失敗が諸々ありました。
ですが、今ではPCやその他の機器がすごいスペック的に向上しているので、そういった不安要素はかなり低くなってきていると思います。
(とは言え、当時殆どの人はライブにPCを持ち込んでいる人なんて居なかったので、ある意味では魁だったんだなぁと勝手にいい方向に捉えています。)
その3:似ている言葉でDAWってあるけど何が違うの?
さてさて、DTMで何が出来るのかというのを何となく深堀りして書いていきましたが、実際に何かをする為に操作するソフトがあります。
このDTMをするためにパソコン上で動かすソフト、アプリの事をDAW(Digital Audio Workstationの略)と言います。
分かりやすく言うと写真を加工する時にPhotoshopとか使うじゃないですか、動画を編集する時に、Final CutやPremiumProを使うじゃないですか、そんな感じで音楽を作ったり編集したり加工したりするのに使うソフトの総称をDAWって言います。
具体的にはWindowsだとCubase、MacだとLogicProという名前のソフトが使われている事が多いですね。
いずれも有料ソフトですが、昔は音楽ソフトというと、10万円は当たり前にしていましたが、今はCubaseが6万円、LogicProに至っては2.5万円で買えてしまいます。
しかも、昔に比べてめっちゃ高機能で使いやすくなっているという時代の流れを感じる価格変化ですね。
なので、まあ、だいたいにおいてはこのDAWと呼ばれるソフトのなにがしかをパソコンに入れて、操作することでDTMをしていく形になります。
Cubase、Logic以外には、ラジオやテレビなどの現場でも使われている音声に特化したPro Toolsとか、EDMやTRAPなどのクラブ、ダンスミュージックのプロデューサーに人気なFLstudioや、高音質が売りとしてハードと共に売り出されているStudio Oneなどがあります。
他にも有名なDAWは数多くあるので、その辺は色々とググって見てください。
そんでもって、実際問題どれが一番いいの?って話だと思いますが、こればっかりは、ぶっちゃけ好みの問題で、ほとんどのDAWは大体有料のものは出来ることがまあまあ同じで、細かく色んな違いがあるにせよ、最終的には個人的な好みの問題だと僕は思っています。
操作性だったり、デザインだったり、パット見て使いたいって思ったDAWを選んで使ってみて、いい感じって思ったら、それを買えばいいと思います。
とはいえ、一つだけ確実なことがありまして、それはMacユーザーの場合、最近のMacにはGarageBandeという先に上げたLogicProの廉価版が無料で入っています。
なので、Macユーザーはまずはガレバン(GarageBande)を触ってみて、気に入ればそのままそれを使っていき、ガレバンで出来ることに限界を感じたら、LogicProを買うという一択かなと思います。
もちろん、ガレバンを触ってみて気に入らなかったら、他のDAWを試してみて(大体の有料DAWは無料で試せるおためし版があるよ!)どれが一番使いやすそうか、使ってみたいデザインか、を検討してみたらいいと思います。
その4:何があればDTMって出来るの?
さて、実際問題パソコンと先に上げたDAWがあれば、それだけでとりあえずはDTMが出来ます。
ですが、それだけじゃちょっと心もとないってか、なんかもうちょっと無いの?って話にもなると思うので、さらっとあるといいよって機材を上げていきますね。
まずは、スピーカーかイヤホンかヘッドホンですね。
当たり前ですが、音が聴こえないとDTMは出来ません。
まあ、無音で音楽を作ろうと思えば作れなくもないですが、ちょっとよく分からないですよね。
(ツワモノはそれでめっちゃ凄いビートとか作っているかも知れませんが。。。)
なので、音の再生が出来て、それを聞く装置が必要になります。
音の質としては非常にざっくりと誤解を恐れずに言ってしまうと
ヘッドホン > スピーカー > イヤホン
ってなります。
え?
なんでヘッドホンがスピーカーよりも音質優れてるの?
って話は話すと長くなるのと、色んな信者の方から論争に巻き込まれてしまうので、とりあえず、初心者が手を出しやすい価格で考えた場合の買う場合の優先順位だと思ってくれれればいいです。
そして、次に用意した方がいいものとして、オーディオインターフェースが挙げられます。
これは後述するものとして、簡単に言うと、画像処理をGPUにやらせることでCPU負荷を低減させて、処理能力を高めるのと同じ様に、オーディオインターフェースに音声処理をさせることでCPUへの負荷を低減し、音の処理をうまい具合にやってくれる装置です。
ヘッドホン、オーディオインターフェースと来て次に買っとくといいのはMIDIキーボードです。
これは、パソコン内の音源(楽器)を鳴らしたり、演奏させるのに、ピアノの鍵盤のようなものをPCにつなげて、弾くことが出来る装置です。
実際にピアノの演奏のように使うことも出来ますし、打ち込み入力用のデバイスとして、キーボードとマウスの代わりに使うことも出来ます。
用途としては、まあPCの音を鍵盤を使って鳴らすってことなんですが、別にピアノが弾けなくても、ぶっちゃけこれあると、ちょっと楽しいんですよ。
ピアノとか楽器が何一つ弾けなくても、鍵盤押すとなんか色んな音が出てくるよね!みたいな感じで、DTMの楽しさが一変して変わるのがこのMIDIキーボードだと思います。
こだわる人は鍵盤の大きさとか重さとか色々と考えるみたいですが、小さなミニ鍵盤みたいなMIDIキーボードでも、めっちゃ多彩なソロを弾いたりしている人(ザイトーベンのAKAIのミニ25鍵盤でのプレイは必見です!)もいますので、予算と環境に合わせたものを調達されるのがいいと思います。
ちなみに、電子ピアノを持っている人は、恐らくですが、MIDI端子というのが後ろ側に付いているはずですので、MIDI-USB変換のケーブルを買って、PCに接続するだけでMIDIキーボードの代わりに使えます。
(MIDI端子のない電子ピアノだと駄目ですね。ですが、最近の電子ピアノはMIDI端子ではなく、直接USBでPCに接続出来るものもありますので、MIDI端子もしくはUSB端子があれば、PCに接続してMIDIキーボードとして使えるはずです。)
他にもMIDIコントローラーとして鍵盤以外の形のものがありますが、これらは、必要に応じて、欲しいなぁと思ったら追加して買えばいいと思います。
物によっては、色んなコントローラーが合体したMIDIキーボードもありますので、色々と見てみて、自分が気に入るデザインのものを購入するのが一番だと思います。
パソコン、DAW(ソフト)、ヘッドホン、オーディオインターフェース、MIDIキーボードと買い揃えたら、後は大体のDTMが楽しめると思います。
とはいえ、いきなり一気に全部買い揃えると、5万円位最低でもしちゃいますので、まずはパソコンがあれば、それにDAWをお試し版を入れてみて触ってみる事から始められることをオススメします。
やってみて楽しそうだなって思ったら、DAWを買って、そこからPC付属のスピーカーではなく、ヘッドホンを買ってその音を聴いてみた時、かなり衝撃が走ると思います。
そして、オーディオインターフェースを通して聴いた時、より、おお!って感じが広がり、最終的にMIDIキーボードを使ってそれらの環境で音を鳴らした時に、これぞまさにDTMやーって感じがして楽しさマックスになること間違いなしです。
その5:よく耳にするオーディオインターフェースって何?
前述にも書きましたが、PC側での負担を肩代わりして音声処理をしてくれる装置です。
他にも機能として、マイクやギターなどのPCへの楽器入力を可能にしてくれます。
昔は内蔵型のPCI接続とかIEEE1394(ファイアーワイヤー)接続とかありましたが、現在はほとんどがUSB(2.0)接続のものが主流となっています。
今でもリスニング用とかゲーミング用途などでPCI接続のサウンドカードはありますが、これらサウンドカードとオーディオインターフェースの決定的な違いは、楽器の入力があるかないかです。
サウンドカードは主に、リスニング環境用となっているので、出力端子はありますが、入力がないのがほとんどです。
逆にオーディオインターフェースは楽器の入出力どちらも対応しているというのがその用途でもあります。
今では色んな形の種類が豊富になっていますが、そんな中でもミキサーとの違いは何?って感じる人もいますが、決定的な違いはPCから信号を受けて音声処理を行うのがオーディオインターフェース、単に楽器の線を繋いで音をまとめるのがミキサーという感じです。
(色んな楽器の音を繋いでまとめてPCに送ったり、PCから出力したりするオーディオインターフェースもあるので、この辺り、ややこしいなぁと思う人もいるかもなので、軽く説明しておきました。)
まあ、最初はオーディオインターフェースが無くても、ある程度新しい目で高性能なCPUがあれば、そこそこの事はパソコンとDAWで出来てしまうので、なんとなくやっていて、音が遅くなるなとか、雑音が入るなみたいな違和感を覚えるような段階になったら、オーディオインターフェースを購入すると解決に至ると思われます。
2.初心者がどのくらいの年月で出来るようになるのか?
さて皆さん、DTMが何なのかなんとなく理解出来た所で、果たしてこのDTMってやつぁどれくらい鍛錬すりゃぁ未経験でズブの素人の自分にも出来るようになるんじゃい?って思うと思いますので、今度は具体的にどれくらいの期間で何が出来るようになるかについて詳しく解説していこうと思います。
その1早い人だと1ヶ月
仮に学生さんとかで毎日DTMが出来る時間を1時間以上取れたとして、毎日何かしら作り続けたとしたら、大体1ヶ月くらいで、操作方法とか自分がやりたい事を一々ググって探さなくても何となく出来るようにはなります。
曲を作るというのをゼロ知識、ゼロ経験で音楽理論に沿ってポップス曲のような3パート以上の構成でソロ演奏も含めて作るみたいなのだとかなりハードルは高いのですが、同じくゼロベースからでも1フレーズとか、インスト曲のようなBGMっぽいものを作ると言う感じに目標を据えると、1ヶ月で何かしらの音源が作れる事は間違いないです。
後は、自分が作ったものがどれだけ自分にとって納得の行くものに仕上げていくのか?というところで、時間があとどれだけかかるかみたいなのが決まっていきます。
ですが、とりあえず出来たものをTwitterなり何かしらのSNS上にアップしてみて、そこからその曲をまた作り込んでいくのか、別な曲を作っていくのかって感じにして、一旦作れたらそれをSNSで発表するっていうサイクルを作るといいです。
何週間も、何ヶ月も作りかけのまま放置しているアイデアのかけらたちが沢山あるより、作り途中でもいいから何かしらSNS上に自分の作品がアップされている方が確実に上手くなりますし、続きます。
DTMはある意味で自分との対話みたいなところがありますので、たとえそれが途中でも、記録として実績がSNS上に積み上げられていくのを視覚化することで、モチベーションアップだったり、自分を内在的に褒めてあげることが出来ると思います。
その2毎月1回1時間のレッスンで半年から1年
実際にレッスンを行ってきた経験からなのですが、全く作曲のさの字も知らないけど曲を作ってみたいって方や、社会人で中々毎日DTMを触る時間がないって方でも、月1回1時間のレッスンを受けつつ、宿題を次回のレッスンまでにやってもらう感じで進めて、大体、早い人で半年、遅くても1年あれば、その人なりの楽曲を自分の力で作れるようにはなっています。
勿論、ここに楽器経験だったりとか、それまでに自分で曲を作ってみた経験が入ってくると半年より更に短い期間で習得することが出来ます。
DTMで扱う、DAWのソフトでの操作は、最初は複雑に感じられたり、よく分からない機能だらけでとても迷うのですが、その実、曲を作るという事に絞ると、案外どのDAWソフトであろうとやることは同じで、その最低限の操作さえ、出来てしまえば、曲作りには支障が無いのです。
じゃあ、なんであんなに色んな複雑な見た目で沢山の機能があるの?って疑問が出てくると思いますが、それは、その曲作りをより早く実現させるための機能だったり、より複雑な効果を実現させる機能だったり、まあ、言ってしまえば無くてもいいけどあったら便利だよねって機能がめっちゃふんだんに盛り込まれているという感じです。
なので、かけそばとか、普通の醤油ラーメン食べたいのに、どの店も全部盛りとか、スペシャルメニューしか扱ってないのが今のDAWの状況ですね。
一部、廉価版もありますが、それにしたって、最初にDTMを始める人からしたら、ちょっと複雑でわかりにくい所も含まれていて、必要最低限か?というとそうでもない感じです。
まあ、最低でも煮卵とチャーシューのちょっと変形版とネギやらわかめやら何かしらのトッピングが必ず入っている的な感じです。
素ラーメンとか、かけそばのDAW、欲しいですね。
その3何をしたいかにもよる
さてさて、そもそもDTMで何をしたいかにもよるんですが、今まではとりあえずオリジナル曲を作る事を目標にしていましたが、例えば、MIDIデータから楽譜にしたいとか、その逆に楽譜をデータ化したいみたいな場合は、半年とか1年かけなくても、普通に5曲分くらい操作すれば、大体の手順は覚えられます。
そう考えると、DTMは何をしたいかによって、取得期間がかなり変わってくるのも事実ですね。
お手軽に出来ることもあれば、時間をかけて少しづつ出来るようになるものもある、そんなイメージです。
今の所DTMで出来ることを書き並べてみますね。
- PC上で楽器を演奏させる
- 何かしらの演奏データを取り込んで音を鳴らせる
- 自分で演奏データを作るったり、編集したりする
- PCに音声を録音・編集する
- PCでの演奏データを音声データ(WAVやMP3)、楽譜などにデータ化する
曲を作ったり、アレンジしたりというのはこの作業の延長上の組み合わせとなります。
なので、単に「ネットに落ちているMIDIデータを楽譜化したい!」とか「PCにマイクを使って歌を録音したい!!」とかであれば、その操作方法は1週間もあれば、普通に誰でも直ぐに出来るようになります。
後は、「歌入れする為のカラオケを自分で作ってみたい」とか「もっと見やすい楽譜を作りたい」とかより細かなニーズが出てきた時に、習得する内容が増えるため、出来るようになるのにもう少し時間がかかるというような感じです。
3.パソコンが詳しくなくても平気なのか?
ここはもう声を大にして言いたいのが、僕はパソコンを初めて触ったのがDTMをやるためで、かつそれまで検索する時に、検索キーワードを入れて、その後どうすればいいのか?すら分からず、大学の隣にいる人にエンターキーを押せばいいんだよって教わったくらいパソコンに詳しくないけど、出来るようになった僕ですから、DTMをしたいって気持ちがあれば、どんなパソコン音痴でも出来るようになると言いたいです。
その1基本的には繋げば使えるし、インストールすれば普通に動く
DTMとパソコンで困惑する一つが、機材とDAWやらプラグインやらのソフト設定作業があります。
まあ、大体は外部機材で言えば、USBをパソコンに挿せば使えるようになりますし、ソフト(今はソフトって言葉使わずにアプリって言うんでしたっけ?)はインストーラーを起動して画面に従ってポチポチ「OK」していけば、まあ、使えるようになります。
ですが、皆さん口を揃えて「出来るようになったはずなのに、なんか出来ない」っておっしゃられるんですね。
これは、間違いなくその通りでして、まあ、言ってしまえば、出来ていると思ってやっていた事が実は違っていたという認識の違いなんですね。
んで、この認識の違いが生まれる最もな理由って「出来ているはず」っていう思い込みなんですよ。
なので、知識の有無というよりは思い込みが強い人は失敗しやすいって感じで、逆に思い込みが少ない人は割とすんなり失敗しないで行き易い傾向にあります。
なので、大抵の場合は自分は正しいと思っている所を、上手く行かなかった時は少し疑って、何が違ったのか?という視点を持って振り返られるようになれば、誰でも問題解決に到れる事が多いです。
レッスンなどでこういった設定などをお教えする際は、その辺を気がついてもらうことに注視して進めてくと、大体みなさん自分で気がついて、自己解決されることが多いですね。
その2パソコンの知識が必要というより、調べて解決する能力が求められる
ぶっちゃけ、DTMに限らず、動画編集にしても画像編集にしてもワードやエクセルなどのオフィス製品も、プログラミングも、全部にして言えることは、パソコン上で起こる不具合の多くは原因はよく分からないけど、こうするとどうにか回避出来るという事が多いです。
これは、風邪の原因はよく分かっていないけど、同対処すればいいのか医学的には分かっているみたいなのと似ています。
ようは、パソコン上の不具合って、カーネルがどうとか、内部メモリが開放されてないとか、まあ、ようは見えない所でよく分からない部分が不具合を起こしている事って結構あるんですね。
んで、問題解決にその原因って突き詰めて分かる必要はなくて、その問題事象が発生したら、どういう事をすると直るのか?ということと、どうするとその問題事象が起こるのか?が分かっていれば、OKなんですね。
風邪に例えると、体の中でどういう作用が起こっているのか知らなくても、寒い状態のまま裸で過ごしていると風邪を引きやすいし、風邪を引いたら、暖かくして栄養を取ってよく寝れば治るってのは分かってますよね。
ならば、寒くなったら裸でいないで、服を着て暖かい格好をすれば、風邪を引かないで済むようになります。
それと同じで、問題が出た時に、どういう事をしたらその問題が出たのかよく観察して、少なくとも自分が何をしたら、そうなったのかだけでも覚えておくと、少なくとも自分が操作することでの問題発生は防げます。
仮に自分の操作以外の部分で問題が出ていたとしても、自分の操作をちゃんと覚えていれば、少なくともその問題は自分の操作による問題ではないと発生原因究明の際に絞り込むことが出来ます。
よく、パソコンが自分は出来ない、苦手だという人からパソコンのトラブルを持ち込まれて直面する場面が、
「自分は何もしていないけど、突然この問題が起こった」
って言うんですね。
そこで、少しづつ細かくヒアリングしていくと、まあ、何かしら原因となる操作を行っていることが多いんですね。
それが分かった時に、よく聞く言葉が
「まさかそれが原因だとは思わなかったから、何もしていないと思っていた」
ということで、自分の操作は常に問題ないっていう無意識に原因究明から外してしまっている事が非常に多いです。
なので、パソコンの知識は寧ろいらないので、自分で操作したアクションを意図的に思い出したり、それを元に自分でググって調べて、問題解決に至る能力があると非常にDTMの上達というか伸びがすごくなります。
これはプログラミングとかでもそうだと思いますが、最初DTMにしてもプログラミングにしても、やりはじめの頃は、上級者の人は何も調べないで、全て暗記した状態でプログラムをスラスラ書いていくとか、DAWを思いのままに操作して曲を作っていくと考えていると思うんですね。
ですが、上級者でもプログラミングの細かな所だったり、DTMも込み入った使い方とかいつも使ってない久々に使う機能とか、アップデートされてちょっと変更された機能なんかは、普通にググって調べる訳ですよ。
また、何かしら上手く行かなくて問題が出てきた時に、全部が全部、独力の記憶と経験のみで対処しているのではなく、ググって調べて、時にはサポセンに電話してみたり、メールで問い合わせてみたりなんかして、どうにか問題解決している訳です。
ようは、独力でやらなきゃいけないみたいなよく分からない縛りの概念が多分、出来ない事に拍車をかけてしまっているのではないかなと思うんですね。
なので、出来なければ、調べる、分からなければ調べる、という事を基本として、進めていれば、今はDTMに関して言えばかなり多くの情報が出ていますから、ちょっとしたマニアックな不具合も、キーワードをうまく選んで検索すれば、大体ぶち当たって解決することが出来ます。
なので、そういう意味で僕は個人的にアフィリエイターとかブロガーの人たち、あるいは自分で編集などをしているYouTuberの方々はDTMや楽器をやると直ぐに伸びるし身につけられると思っています。
その3最初の設定はちょっとつまづくかも
とは言え、最初の設定ってそう何度もセットアップをするものではないので、躓きがちなのは事実です。
なので、その辺り、躓きそうなセットアップに関しては別途記事を用意して解説しようと思います。
4.楽器が出来ない・楽譜が読めないでも出来る?
それがDTMのいいところでもあるんですよ!楽器が出来なくても、楽譜が読めなくても、それでも音楽が作れるのがDTMなんです!!これからそのワケを書いていきたいと思います。
その1楽器が出来なくてもマウスだけで作れる
もうホント、この事を言いたいがためにこの記事を書いていると言っても過言ではないくらい、とても重要なことなんですが、昔は作曲って言うと、ピアノの一つでも弾けないと曲を作ることなんて出来やしませんでした。
そして、作曲と言うと、羊皮紙に万年筆とインクでとは言いませんが、五線紙に音符のおたまじゃくしを並べて行って曲を書くのが当たり前でした。
ですが、時代は移り変わり、楽器が弾けなくても、楽譜の知識がゼロでも作曲することが出来るようになったんです。
楽譜の代わりに使うのが、ピアノロールと呼ばれている、棒をマウスでクリックしながら並べるまあ、パズルみたいな画面があるんですけど、そこに棒をうまい具合に並べていくと、メロディが作れたり、コードとしてハーモニーが作れるんです。
カラオケとかテレビの素人で歌がうまい人の番組とかで、よく歌のメロディの棒があって、それに歌っているメロディが合っているか?みたいな画面見たこと無いですか?
簡単に言うと、あれがピアノロールで、あの歌のガイドとなる棒をマウスで打っていく作業をすることで、作曲することが出来るようになったんです。
その2楽譜は逆に読めない方がいい MIDIと楽譜の違い 楽譜には訛りがある
楽譜が読めなくても出来ると言いましたが、本当にそうなの?本当はみんな楽譜の読み書き出来るんじゃないの?って思うかも知れませんが、これは本当に本当で、楽譜の読み書くが出来なくてもプロデューサーとして活躍している方は特に海外だと沢山見かけます。
昔、ジャズメン達が楽譜は読めないけど、超絶技巧のアドリブはめっちゃかませるぜ!って人たちがいたのと同じように、楽譜の読み書きは出来ないけど、バイブス効かせためっちゃアゲアゲなビートぶちかますんなら出来るぜってプロデューサーやビートメイカー達は大勢います。
勿論、楽譜が読める人、書ける人も作曲家の中には沢山いますし、DTMやって楽譜の読み書きを覚えたという人だっています。
まあ、要は、最初に楽譜の読み書きがでいなくてもDTMで曲を作る分には問題ないよって話です。
っていうか、逆に読めない方が、多分始めやすいと思います。
なぜかと言うと、後述しますが、ピアノロールの画面で打ち込んだメロディのデータってまあ、大雑把な言い方をするとMIDIデータって言うんですね。
んで、そのMIDIデータと楽譜の間って互換性は無くはないんですが、すごくまだ隔たりが大きんですよ。
ってのも、楽譜って人が読むものですよね?
当たり前ですが。
なんですけど、MIDIデータってパソコンが読むものなんですよ。
ここでピンときた方はいるかもなんですが、機械語と人間語って違うんですね。
今ここでテキストに書かれた言葉は人間語ですが、
「011000011010100011001」
みたいな、ゼロとイチだけで表されているのが機械語なんですよ。
まあ、これだけ見ても機械が読むものと人間が読むものの違いってわかると思うんですが、楽譜とMIDIデータも互いに互換性が多少あるので、ここまでの違いは無いせよ、まあ、違いってのがあるんですよ。
例えば、クラシックのルールの中に、楽譜の同じ記譜のされ方をしていても、トリルとか年代によって、演奏の仕方が違ったりするってローカルルール(楽譜を知っている人からすると当たり前だと思いますが、敢えて一般的には知られていないという意味でローカルと言わせてもらいます)があるんですね。
その場合、人間だったら楽譜を見てそのルールに従って、それぞれの場合に分けて演奏することが出来ますが、これを機械に読ませると、一つの演奏方法でしか出来ないので、弾き分けてはくれないんですね。
なので、MIDIデータで機械に読ませて演奏する場合は、楽譜に書いた記号を実際に演奏する音符に変換して読み込ませる必要があります。
分かりやすい例としてトリルの記載に対する演奏の違いというのを取り上げましたが、僕は個人的にこういう楽譜の違いを楽譜の訛りと呼んでいます。
ようは、書き方が同じでも、演奏の仕方が変わってくる場合があるということですね。
ですが、楽譜は昔の人達は手で書いていたので、まあ、同じ箇所とか同じおたまじゃくしとかはなるべく省略して書きたくなかった訳です。
その省略文化によって結果的に編み出されたのが、記譜による演奏方法の違いでした。
んで、楽譜に慣れている人の感覚だと、この省略する感覚とか、わざわざ全部書かなくてもいーじゃんって文化だとMIDIのデータに対して違和感があるんですね。
なので、ピアニストの方にMIDIデータからそのまま楽譜に変換した楽譜を演奏してもらうと、恐らくですが、多くのピアニストの方はやりにくいと嫌悪します。
弾きにくいと感じるんです。
それは、一般的なクラシックでの楽譜の書き方とMIDIによる演奏データの表し方が違うからなんですね。
なので、楽譜の知識があるとかえって、MIDIでの打ち込みはなんかちょっと違う感を常に引きずるような形になるので、逆にやりにくいんだろうなぁというのを楽譜が得な方(音大生とか音大卒の人達)を見て感じました。
そう思うと、楽譜の読み書きが出来ることはDTMにとってメリットやアドバンテージになりうるか?と言われると、それほどでもなく、逆に全く知らないで始めた方が、スイスイと吸収して伸びる可能性も無くは無いかなとも思っています。
まあ、時と場合とその人の性格に起因するのかも知れませんね。
頭が硬い人はどんなに素晴らしい能力を持っていてもそれを活かして次に新しい能力を手に入れるのがちょっと大変かもだし、頭が柔らかい人なら素晴らしい能力を活かして次の能力を手に入れられやすいし、何も持って無くても、新しい能力をスイスイと手に入れていくのだと思います。
その3作ったデータを楽譜に変換することも出来る
先程、MIDIデータと楽譜には互換性があると言いましたが、自分で作ったMIDIデータは勿論、ネット上で配布されているMIDIデータも楽譜に変換することが出来ます。
ただ、先に述べたとおり、MIDIデータというのは実際に演奏している音符のデータになるので、ピアニストや実際の演奏家達の間で使われている楽譜の感覚からするとちょっと使いづらい部分もあるようです。
なので、「MIDIデータを楽譜の形式に変換する事が出来る」という表現の方が正しいように思います。
そして、この楽譜の形式にした物を、楽譜の編集として綺麗に形を整えたり、いわゆる楽譜っぽい表記に変えたりなどすることも出来ます。
一番有名なソフトはフィナーレという楽譜編集ソフトで、MIDIデータを読み込んで楽譜形式にし、その後、その楽譜形式のデータをより楽譜っぽく近づけるなどの編集や間違った音が合った場合や編曲したい場合に修正したりすることが可能です。
フィナーレには有料版と無料版があり、無料版は制限が付いていて、あれは出来るけど、これは出来ないみたいなのがあります。
(バージョンや時期で有料と無料の違いが色々あるので、詳しくはフィナーレを検索して調べてみて下さい。)
無料でフィナーレの有料版並に使えるのが、MuseScoreというソフトです。
フリーソフトながらも、かなりの高機能で、先に言ったMIDIから楽譜への変更は勿論、音符の加筆、修正、楽譜っぱい記譜への変更や追加など様々な機能が無料で行えます。
一つ難点は、若干動作が不安定な所があるので、時々落ちます。
なので、そういうのが嫌な方は安定したフィナーレの有料版を、適度に保存してバックアップする癖が付いてるから問題ないぜって人はMuseScoreを使うといいと思います。
(ちなみに、確かMuseScoreは途中で落ちた際、前に開いていたファイルのバックアップを自動で持っていて、次に再起動した際に自動で読み込んで開いてくれていたと思います。)
5.やってみたいけどちょっち、怖い→バカにされる、出来なかったらどうしよう?
さて、ここまで読んでみて、DTM面白いかも、自分でもできそうって思っていただけたらとっても幸いなのですが、それでもちょっとなんかどうしようかなって迷ってしまう事ってありますよね。特に新しいことを始める時って、それをバカにされたり、認められなかったり、あるいは否定されたら嫌じゃ無いですか。最後にそれについて詳しく書いていきます。
その1誰でも音楽は作れる
まず、これは声を大にして言いたいことなんですが、子供の頃から誰しもが偉大な作曲家の一人なんですよ。
例えば、子供の頃適当に鼻歌だったり、適当な言葉を口づさんで歌ったりしていませんでしたか?
あるいはお子さんがいる方は、お子さんは何かしら歌ったりハミングしたりしていませんか?
勿論、既存の曲の場合が多いとは思いますが、時々、既存の曲を元になのかちょっと違うメロディやリズムで歌ってたりすることって見かけませんか?
これって、ある意味で作曲なんですよ。
変奏とも取れますが、変奏曲も立派な作曲です。
かのモーツァルトはキラキラ星を様々な変奏をして見せてました。
アレは作曲なんかじゃないって言う人は多分少ないと思います。
モチーフがあって、それを元にちょっと違うリズムやメロディを作るのは立派な作曲です。
また、全く新しいアイデアで自分からモチーフが思い浮かんだりすることだって無いことは無いと思います。
それは、いつか聞いた記憶に残っていた何かのメロディなのかも知れませんし、全くの新しいメロディなのかも知れません。
とにかく、今は何も思い浮かべられないよって方でも、ふとしたきっかけや、ツールがあれば、誰でも音楽は作れるし、音楽で遊ぶことは出来るんです。
DTMを始めてみて、ツールが合わないとか、最初の設定で躓いてしまって続かなかったということはあるかも知れませんが、ちゃんと最初の走り出しさえ上手く行けば、誰でも作曲や音楽で遊ぶことは出来ます。
最初の走り出しに補助輪として、スクールやレッスンに通うのもいいですし、今は動画やサイトが沢山あるので、それを見ながら独学で少しづつやっていくのもいいです。
とにかく、諦めないで進めれば、自分には才能が無いなんのかも?なんて思う必要はありません。
その2DTMerの繋がりは優しい Twitterの人たちは優しい
Twitterを見てると特にそうなのですが、DTMerの方々は特に初心者同士の繋がりが非常に優しく、お互いに褒め合う文化がすごいあると思います。
時々上から目線な人とか、自称プロとか、まあ、中には本当のプロとして活動されている方もいますが、少なくとも、初心者DTMerの方々の大半はとっても優しいです。
逆に上から目線の人や、否定的な事を言う人は遠慮なくブロックしてしまって、そういうノイズは除去していい言葉で囲まれたアカウントにするといいと思います。
否定的な人や上から目線の人は、大半が自身があまり満足するほど稼げていないか、満足するほど他人から称賛を受けていない人がほとんどだと思います。
つまり、能力的にちょっと凄いのかも知れないけど、それほど超すごくはない人という事です。
そう、つまり、本当にすごい人は、わざわざ、素人を捕まえて否定的な言葉を言う必要が無いんですよ。
なので、そういうアカウントに遭遇したら、ああ、この人は足りてない人(頭がとは言ってない)なんだって思って、ブロックしてしまえばいいのです。
You Tubeで否定亭なコメントやバットを付けるような人も一緒だと思います。
自分が満たされていない渇望を、他人を貶める行動を取ることで、どうにか代替を得ようとするのですが、そういう行動をすればするほどに、その人はドンドン心が乾いて行ってしまうのです。
ミイラに掴まれて水分を吸い取られるよりは、その手を振り払って、自分で水分補給をしていればいいのだと僕は思います。
その3コロナ禍で意外とDTM需要は増えているので、逆に始めるなら今がチャンス
これはほんとにそうで、その分、機器の転売ヤーがめっちゃいて、特にオーディオインターフェースなんかアマゾンでめっちゃ品薄になってるんですよね。
ですが、その分、周りへの理解力も増したのではないかなとポジティブに受け取っていまして、ちょっと前までは
「DTM?なにそれ?」
って感じだったのが、
「DTM?あーなんかよく分からないけど最近流行っているパソコンで音楽作るアレでしょ?」
くらいの認知は上がったんじゃないかと思います。
なので、これから始めることを誰か周りに言う必要があったとしても、そんなに抵抗感は前ほどは無くなってきているんじゃないかなと思います。
それでも、人によっては
「お前が作曲なんて無理だよ」
とか
「DTM?今から何か目指すの?馬鹿じゃないの?」
って言ってくる人は一定数居ます。
他人が新しいことにチャレンジすることを拒み、いつまでも自分が下に見れるポジションでいることを強要する人です。
こういう人は正直言って、人生を妨げる障害でしか無いので、逆にそういう事を行ってくる人がいたら、その人とは距離を取って然るべくだなと判断するための試金石として、DTMやるんだって話をしてみるのもいいかも知れません。
もし仮に、あなたがDTMをこれから始める、あるいは今やっているよって言って、それに対して否定的なコメントを返してくる人がいたとしたら、そして、それが恋人や伴侶だったとしたら、その人とはなるべく別れた方がいいと思われます。
夫婦だったら、子供が居ないことを願います。
なぜならば、近しい人がチャレンジをする場合、本当にその人を愛していたら、そのチャレンジは応援するはずなのです。
それを応援しないで否定的な意見で止める人は、人生における阻害因子でしかありません。
実の親などこの傾向にある場合が多いですよね。
その場合、多くは親元から離れていくと思います。
それと同じように、否定的な意見であなたを絡め取ってその場(ステージ)から動かさないように強要する人は、結局自分の幸せしか見ていなくて、あなたの幸せは考えていません。(あるいは無意識でそう考えています。)
なので、否定的な意見はおいておいて、あなたがやりたいと思った事に躊躇なく挑戦していばいいと僕は思います。
これはDTMに限らず、すべての事でもそうだと言えます。
「あなたが心配だ」という人はあなたが失敗するかも知れないと心配しているのではなく、あなたがそれを行うことで、それまでのあなたとの関係性が崩れてしまう、今までのあなたでは居られなくなってしまう事によって、その人自身の何かが満たされなくなる事が心配なのです。
なので、とりあえずここまで読んでいただいきましたので、そう、DTM、一緒にやりましょう!!
始め方は色々あるので、これからそれを語っていきたいと思います。
もし、わからないことがあれば、Twitterをフォローしていただいて、DMなどで僕に聞いていただいても構いません。
オンラインレッスンも行っているので、そちらから聞いていただいても構いません。
いづれにしても、どんな形でも何歳からもで、いつでもDTMは出来ますので、安心してやってみよーって思って下さい。
お次は、DTMを始めるにあたって揃えるべき機材などを具体的に紹介していきたいと思います。
最後まで読んでいただき、本当にありがとうございます。
あなたのDTMライフがより良くなりますように!!